軽貨物リース!開業・事業拡大の強い味方、やめとけといわれる点は?「黒ナンバー」

  • 業務委託ドライバーはリースの方が良いの?
  • リースで気を付けるポイントは?

軽貨物運送業は、日々の業務に欠かせない車両を所有することが大前提ですが、実は車両購入ではなく、車両リースという選択肢も存在します。

基本的に車両リースは、初期費用を抑えつつ最新の車両を使用できるというメリットがあります。
もちろん中古車リースも存在します。

しかし、車両リースには、様々な注意点があります。
リース会社の選択、契約内容の確認、車両の状態等、注意点は多岐にわたります。
安直に考えてしまうと、契約に縛られて何もできない。なんてこともざらです。

本記事では、軽貨物運送業に最適な車両リースについて、詳しく解説します。
軽貨物に最適な車両リースについて、一緒に考えましょう!

先に、リースのメリット・気をつけるポイントから説明してますので、ぜひ、ご覧ください!

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メリット

  • 車両購入より、経費処理が楽
  • 車検や税金、メンテナンスが楽
  • リース期間満了後は乗り換え、買取ができる

車両購入より、経費処理が楽

車両の購入の場合、車両価値を使用期間で按分し、都度、費用計上する必要があります。
(俗にいう減価償却です)

簿記上の一番簡単な方法で、減価償却をざっくり説明すると、

例:
車両購入費:50万円
車両を処分するときの買取価格:10万円
差引して、40万円が実際にかかったお金です。

この40万円を何年で使用したのか?
ここでは仮に5年間この車両を使用したこととしましょう。
そうすると、年8万円ずつ価値を使用したことになります。
月換算すると、6,666円程です。

つまり、毎月6,666円を車両の費用として計上できるのです。
そうです。こうやって算出するのを減価償却と呼んでいます。

今回は分かりやすく固定額の按分、最終的な価値を買取価格としましたが、実際は、もっと複雑です。
その使用期間、按分が税務署に認められるかどうかも不明なことが多いです。

どうでしょうか?リースであれば毎月一定の請求額を計上することが出来ますよ。
もちろん減価償却の必要もありません。

減価償却資産の取得に要した金額は、取得した時に全額必要経費になるのではなく、その資産の使用可能期間の全期間にわたり分割して必要経費としていくべきものです。この使用可能期間に当たるものとして法定耐用年数が財務省令の別表に定められています。減価償却とは、減価償却資産の取得に要した金額を一定の方法によって各年分の必要経費として配分していく手続です。

国税庁 減価償却のあらまし

車検や税金、メンテナンスが楽

リースには車検、税金が含まれることが多いです。
プラン、会社によっては、オイル交換や車検といったメンテナンスも含まれる為、何も考えず安心して車に乗ることができます。

また大半が新車もしくは高年式、超低走行車となりますので、エンジン等の故障の心配が減ります。
※運送会社のリースの場合は新車じゃないかも...

リース期間満了後は乗り換え、買取ができる

リース期間満了後は、再度新車へ乗り換えもしくは買取ができます。
こちらもリース会社により、条件が変わる為、確認する必要があります。

買取が可能なリースの場合は、傷やへこみが生じていても関係なく、買取することが可能です。
逆にいうと、傷やへこみを直す費用をリース会社へ払う必要が無くなります。

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気を付けるポイント

  • 事前審査がある
  • 現状復帰
  • 走行距離
  • 途中解約は違約金

事前審査がある

不動産と同じく、借りる際には審査があります。
過去に支払を踏み倒したことがある方や遅延を起こした方は要注意です。
もちろん、俗にいうブラックリストにのっている可能性が高いかたも。

しかし、必ず通るわけではありませんが、場所によっては審査の緩い場所もある為、ご安心ください!

現状復帰

期間満了後に買取できないリースの場合は現状復帰が必要となる場合があります。
貸し出し側からしても、リース期間中に生じて傷やへこみは想定していませんので、直すしかないです。

とはいえ、場所によっては「これくらいなら…良いよ」というところもあります。
大きい傷、へこみでなければ。 特に、リース契約書に「クローズドエンド」と記載してあった場合は、ご注意ください。
貸し出し側で設定していた金額を下回ると、追加請求となります。

【クローズドエンド方式のメリットとデメリット】

メリット・残価の動向を気にせずクルマに乗れる
・契約満了時に残価精算がない
デメリット・オープンエンドに比べてリース料が高め
・残価設定は契約者が決められない
Webモーターマガジン カーリースの残価設定「オープンエンド」と「クローズドエンド」をわかりやすく解説

走行距離

車を借りる上で、月間走行距離の設定がされていることが大半です。

見積時に、軽貨物運送業で使います!と言えば、間違った設定にはならないかと思いますが、走行距離が多い=月額が高くなる。という点で、嘘の申請をするとゆくゆく請求される可能性もある為、きちんと申請しましょう。

途中解約は違約金

リースは、その期間使用することが前提で契約を結んでいます。
その為、途中解約は当初の想定とは変わってしまうため、違約金を請求されます。
また、車両の全損時も同様で、乗れなくなってしまう為、違約金の対象となることが多いです。

借りる際は、どれくらい使用するのか?をしっかりと考えるようにしましょう。
安易に契約してしまうと、契約に縛られて、身動きが取れない状態へとなります。

それでは、本編!

軽貨物運送業では、車両リースを利用することで初期費用を抑えつつ、専用の車両を利用することが可能となります。
また、メンテナンスや自賠責、税金などの手間を省くこともできるのは魅力の一つと言えるでしょう。

車両リースの基本は、リース期間と月々の費用、契約内容によるサービスの違いを理解することです。
これらを把握し、自分の業務に最適なリース車両や会社を選ぶことがとても大切となります。

そもそもリースとは?

「リース」とは、必要な商品や設備を購入する代わりに、一定期間使用するために借りる契約形態のことを指します。
大きな初期投資を必要とせず、必要な期間だけ使用できる点が特徴です。

また、車両のメンテナンスや更新がリース会社によって行われるため、運送業者は運送業務に専念できる点も魅力の一つとなっています。
さらに、リース料金は毎月固定額が基本となる為、費用の把握、経理処理が簡単になります。
新規事業者にとっては大きな負担を軽減でき、最適といえるでしょう。

似たような言葉でレンタルというのがありますが、注意が必要です。
基本的には、契約期間の長いものをリース、短いものをレンタルと言ってますが、それだけで決めるのは良くありません。

軽貨物は、運送業を行うにあたって届出を運輸支局に提出します。
これによって、軽自動車協会で黒ナンバーを取得することが出来るのですが、この一連の流れは運送業を営む方の名義で行う必要があります。
つまり、リースは車検証の使用者を変更する為、自分の名義で届出が可能ですが、レンタルは使用者を変更しないことの方が大半かと思いますので、その場合は、自分の名義で届けることが出来ません。
実質の使用者ではなく、書類上の使用者が誰か?を見られますので、レンタルを使用する場合は、その点を確認する必要があります。

レンタルとは?

レンタルとは、レンタル会社が所有する物件から選択して借りることです。日単位や週単位、月単位といった短期で物件を借りることができます。レンタルDVDやレンタル着物、レンタカーなどを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。

ビジドラ リースとは?レンタルとの違いやメリット・デメリットを解説

軽貨物リースの活用

リースは上記のことから、運用コストの削減にも繋がります。
また基本的には、リース車両には新車を使用することが多いため、故障リスクも低減します。
※運送会社が独自で行っているリースは中古車が多いイメージですが、大手が行っているリースは新車が多いです。

これは、リースの貸し出し側にとっても故障リスクを抑えたいという意味が含まれているからです。

契約によっては、リース期間が終了すれば新しい車両に乗り換えることができ、常に最新の車両を使用することが可能です。
イコールして、燃費も良くなっていく為、ガソリン代を抑えることが可能です。
これらを上手く活用できれば、リースの魅力を最大限引き出しているといえます。

軽貨物リースを利用する

軽貨物運送業を行う人にとっては、黒ナンバーは必須です。
その点も含め、リース会社に相談する必要がありますが、基本的に商用リースを扱っている会社であれば問題はありません。

自分で黒ナンバーを取得する場合は、軽貨物の経営届出書、料金設定などの書類を管轄の運輸支局に提出、そのあとに管轄の軽自動車協会に行き、黒ナンバーを取得。といった手順、手続きを行う必要がありますが、商用リースを扱っている会社であれば、その部分を変わりに行ってくれる場合があります。
届いた書類に必要事項を記載し、返送、終了です。

つまり、リース車両を利用するにはその手間がかかる手続きを含め、リース会社を選んだほうが良いです。
車両の種類や保険、メンテナンスの内容、料金等を比較し、自分に最適なものを選びましょう。

良い会社や条件が見つかれば、リース契約を締結して、完了となります。

■ 運輸支局の手続きに必要なもの

(1)「貨物軽自動車運送事業経営届出書」(PDF) (EXCEL)(提出用・控え用の合計2部
(2)「運賃料金設定届出書」(PDF) (Word)(提出用・控え用の合計2部)
(3)「運賃料金表」(提出用・控え用の合計2部)
(4)「事業用自動車等連絡書」(PDF) (EXCEL)(同じものを2枚)
(5)車検証のコピー(新車の場合は、車台番号が確認できる書面(完成検査証など)のコピー)
※記載見本

関東運輸局 神奈川運輸支局 陸上の交通

軽貨物運送業用の車両リースを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。

まず、車両の種類と容量を確認することが必要です。
配達する商品の大きさや重さにより、適切な車両が異なります。

次に、リース会社の信頼性です。
長期間にわたり利用することを考えると、アフターサービスやメンテナンス体制が整っている会社を選ぶことが重要となります。
契約したっきりで、実は車検が切れていたとなっていては、働くことに専念することが出来ません。

契約内容についても注意が必要です。
契約期間や解約条件、料金体系などをしっかりと確認し、自分の運送業務に最適なプランを選びましょう。
軽貨物運送業用の車両リース選びは、運送業務の効率化とコスト削減に直結する重要な決定です。

適切な選択をするためにも、これらのポイントを念頭に置きながら選び方を進めていきましょう。

軽貨物リースでは、軽トラックと軽バンのどちらを選べばよいの?

配達する商品の大きさや重さによって異なります。
軽トラックは、荷台の広さや積載量が大きいため、重量物や大型の荷物を運ぶ場合に適しています。
一方、軽バンは、車内が広く、荷物を積み下ろししやすいため、小型の荷物を運ぶ場合に適しています。
とはいえ、案件ありきで働くこととなりますので、案件を提供してくれる運送会社に確認をしましょう。
軽トラック不可の案件もありますし、逆に軽バン不可もあります。
もちろん軽乗用の商用車も不可もあります。

軽貨物リースでは、どんなオプションサービスがありますか?

軽貨物リースでは、以下のオプションサービスが一般的かなと思います。

  • 車検代
  • 点検代
  • オイル交換
  • タイヤ交換
  • ロードサービス

とはいえ、契約前にリース会社へ確認をする必要があります。
特にタイヤ交換は、どれくらいの頻度か?冬用タイヤの扱いはどうなのか?をはっきりさせる必要があります。
※冬用タイヤ込のタイヤ交換は、あまり聞きませんがあればラッキーです!

リース会社選びのポイントは、「サービス内容」「コスト」「アフターサービス」の3つです。

まず「サービス内容」
車両の種類や条件、付帯サービス(黒ナンバーの取得等)など、柔軟な対応をしてくれるかを確認しましょう。
安くて、すぐに納車してくれる。と言っても、適したサービスでなければ、余計な費用や時間を要することとなります。

次に「コスト」
リース料金だけでなく、保守費用や契約満了時の扱いなど、長期的なランニングコストを把握することが重要です。
仮に、オイル交換は別です。となっては、安くても意味がありません。

最後に「アフターサービス」
車両トラブル時の対応や定期的なメンテナンス体制など、安心してビジネスを続けられるサポート体制が整っているかを見極めてください。
やはり手厚いアフターサービスがあると、気分も良いです。
リース契約は、基本的に数年間となるケースが多いため、良好な関係を築きましょう。

これらを総合的に判断し、最適なリース会社を選ぶことが大切です!

コストのチェックポイントは?

リース料金に加え、車検やタイヤ交換といった定期メンテナンスが別途かかるコストがないかを確認することが大切です。

リース料金が安いリース会社を選ぶべきですか?

一概には言えません。
リース料金は、車種やグレード、契約期間、走行距離制限などによって大きく異なります。また、保険料やメンテナンス費用などの諸費用が別途かかる場合もあります。
そのため、リース料金だけを比較するのではなく、総合的にかかるコストを計算して、比較判断することが大切です。

アフターフォローが手薄な場合のデメリットは?

両トラブルや事故発生時に適切なアドバイスが受けられず、思わぬ追加コストが発生する可能性があります。
また、定期的なメンテナンスの案内がない会社もあります。

軽貨物リースは、特に新規事業者や小規模事業者に向いています。

その理由は、経済性と利便性にあります。
初期費用が低く、固定費を抑えることができるため、経済性が高いと言えます。
また、軽貨物リースは車両のメンテナンスや車検をリース会社が行うため、利便性も抜群です。
これらの特徴から、軽貨物リースはリスクを抑えつつ事業を展開したい人にとって、非常に適しているといえます。

軽貨物リースを利用すれば、車両の購入費用を抑えることができますか?

はい、軽貨物リースを利用すれば、車両の購入費用を抑えることができます。
軽貨物リースは、リース会社が車を用意しますので、初期費用が不要です。
初期費用を用意できない場合の選択肢として、軽貨物リースは有効です。

軽貨物リースのデメリットを教えて下さい。

契約終了時に車両を返却するパターンの契約があります。
長期的な車両保有を考えるなら購入の方が良いですが、毎日働く場合は、相当の走行距離になるため、リースかなと思います。

軽貨物リースの申し込み方法は、一般的にはオンラインまたは電話で手続きが可能です。

まずは、提供しているリース会社のウェブサイトにいき、必要な情報を入力することから始まります。
レスポンスが良いところですと、すぐに見積もりが届き、納車日等の細かい内容の打ち合わせを行います。

次に、必要な書類を準備し、提出します。
書類は、審査書類、運転免許証のコピー、最近の収入証明書などが含まれることが多いです。

書類提出後、審査が行われ、審査結果が通知されます。
軽貨物リースの申し込み方法はこれだけですが、審柔に通るためには事前に信用情報を整理する必要があります。
滞納しているものなどがあれば、ですが。

契約時の注意点

軽貨物リース契約時には、契約条件保証内容リース料金契約期間を特に注意深く確認することが重要です。

まず、契約条件については、契約範囲やサービス内容などを明確に理解することが安全です。

保証内容については、故障や事故時の対応範囲を把握しておくことで、後々のトラブルを避けることができます。

リース料金は、初期費用や月々の料金、追加料金が含まれているかを確認しましょう。

また、契約期間が短期か長期かで料金やサービスが変わる場合があるので、自身に合った期間を選ぶことが大切です。

何も把握しておらず、「言われた通りに契約を締結した」は絶対にやめましょう。
分からないことは、素直に聞いて、特に金額がかかわることは入念に準備しましょう。

リース期間内での注意点

前提として、契約内容を十分に理解していることが大切です。
契約書はいつでも取り出せるように、整理して保管するようにしましょう。

軽貨物リースの契約は、車両の所有権がリース会社にあり、利用者は使用料を支払って車両を借りる形となります。
そのため、契約期間や料金、車両のメンテナンス責任など、詳細な契約内容を確認する必要があります。
契約書には、項目別にどちらがメンテナンス、維持費用を負担するかなど分かりやすく書いてあるパターンが大半です。
※運送会社独自のリースは、一部除く

費用だけではなく、オイル交換などの定期メンテナンスを怠った結果、故障したらどうなるか?なども記載してあります。
※怠った方(借りてるほう)が故障費用を負担することも。

もちろん、契約解除時の条件やペナルティについても、事前に把握しておくと安全です。
軽貨物リースは便利なサービスですが、利用時の注意点を押さえて、安心して利用しましょう。

軽貨物リースと購入、どちらが良いのか迷っている方へ。
考えるべきポイントは、「予算」「仕事への集中度」「メンテナンス」です。

予算
購入は初期費用が高いですが、所有権が得られます。
一方、軽貨物リースは初期費用が抑えられ、定期的なメンテナンスが含まれることが多いですが、所有権はリース会社等になります。

ただし、リース期間や契約内容により、総コストが高くなる場合もありますので注意が必要です。
最適な選択をするためには、自身の就業スタイルとニーズに合わせて、リースと購入を比較検討することが必要です。
あまり働かないのに、リースにしてしまうとかえって高くなる。なんてこともあります。

仕事への集中度・メンテナンス
購入の場合、手続きは自分でやることとなります。
※車屋さんによっては、やってくれることも。

それ以外にも、定期的なメンテナンスや車検、税金なども自分でやる必要があります。
忘れてはいけないのは、減価償却のことです。
購入の場合は、その点を確認、勉強する必要があります。

リース車両場合は、メンテナンスや故障時の対応がリース会社のサポートにより手間が省けるため、ドライバーは仕事に集中できます。
予算と同じく、自分がどこまでその仕事に集中しないといけないか、気持ちや時間的な問題を十分に考える必要があります。
時間が余っているのであれば、購入のようが良いかも知れません。
リースは初期投資を抑えられ、最新の車両を使用できるという利点も忘れてはいけません。
しかし、リース契約には長期契約が多く、途中での解約が難しい点には注意が必要です。

軽貨物車両の購入の注意点

車両を購入して、私用でも使おうという方は注意が必要です。

軽貨物車は一般的に乗り心地が悪く、長時間の運転には向いていません。
荷物の積載には適していますが、積載量を確保する為に、普通乗用車より乗り心地は劣ります。

軽貨物車の購入にあたっては、価格も重要となります。
一般的に、軽貨物車は車両の価格が安いものもありますが、必要なオプションや装備を追加すると、予算をオーバーすることもあります。

また、軽貨物車の燃費も重要なポイントとなります。
毎日のように働くのであれば、燃費の良い車種を選ぶことが必要です。
あまりにも安く、年式の古い型になると、かなりのガソリンを使用することとなります。
場合によっては、ガソリン代だけで月5万円以上の出費なんてこともあります。
※年式の新しい車両であれば、月3万円ほどです。案件、使用頻度によります。

メンテナンスにも注意が必要です。
軽貨物車は荷物の積み下ろしや頻繁な運転により、車体の摩耗が早くなる傾向があります。
そのため、定期的な点検やメンテナンスを怠らず、車両の状態を常に確認することが重要です。
怠った結果、働けません。となると、その分収入を減らすことになります。

車両購入時のポイント

軽貨物の車両購入を考える際には、いくつかポイントがあります。

まず、初期費用について
車両を購入するには、購入価格や登録費用、自賠責などの初期費用がかかります。
これらの費用は一括で支払う必要があり、予算を考えて、安くかつ良い車両を選ぶ必要があります。

次に、維持費
車両を所有すると、維持費がかかります。
ガソリン代や車検費用、メンテナンス費用などです。
これらの費用は定期的に発生するため、負担となります。
特に、ガソリン代は車両の使用頻度や距離によって大きく変動するため、注意が必要です。

車両の価値下落
車両は時間とともに価値が下がっていきます。
新車を購入した場合でも、数年後には中古車としての価値しか残らないことが一般的です。車両を購入する際には、将来的な価値を考えて、次の車の乗り換え費を想定することが良いです。
人気な車両は買取価格が高めで、負担が少なくすみます。

初期費用、維持費、車両の価値下落について考えつつ、購入を検討することが重要です。
経済的な負担を最小限に抑えるためにも、予算や将来の使用計画を考慮した上で、車両を選ぶことが大切です。

中古車リースのデメリットの一つは、車の状態がまちまちということです。
中古車は、使用歴やメンテナンスの状態によって異なるため、リース契約時には車の実際の状態を把握しにくいことがあります。
そのため、予想外の修理やメンテナンス費用が発生する可能性もあります。

また新車に比べて保証期間が短いこともデメリットです。
新車の場合、メーカーの保証期間が長く設定されていることが一般的ですが、中古車はその保証期間が短くなることが多いです。
そのため、リース期間中に故障やトラブルが発生した場合、修理費用は自己負担となる可能性もあります。
もちろん、中古車は新車に比べて故障やトラブルのリスクが高くなります。

車のバリエーションが限られることもデメリットと言えます。
新車リースの場合、最新のモデルや特別仕様車など、多様な選択肢がありますが、中古車はその選択肢が限られることが多いです。
そのため、自分の好みやニーズに合った車を見つけることが難しいです。

しかし、信頼できる車屋さんやリース会社を選ぶことで、中古車のデメリットを減らすこともできます。
可能であれば、事前の車両点検や試乗を行うことも大切なことです。
独自の延長保証が設定されている場合もあるため、その点も確認しましょう。
上記のことが上手く解消できれば、中古車でもメリットになることは十分あります。
※場合によっては、新車のほうが安いこともありますので、相見積もりを推奨します。

黒ナンバーは、一般的には軽貨物車両に付けられるナンバープレートのことを指します。
このナンバープレートは、軽貨物車両を所有していることを示すものであり、一般車両とは異なります。

黒ナンバーの意味は、一般的には「商用車両」ということで、このナンバープレートを取得するためには、一定の条件を満たす必要があります。
具体的には、軽貨物車両を所有していること、または軽貨物車両を使用する業務を行っていることが求められます。
※車検証の所有者とは違う意味の所有です。単に持っていること。

また、黒ナンバーの車両は、任意保険料が高いです。
軽貨物車は、一般の乗用車と比べて事故のリスクが高いとされているため、保険料が上がっています。
今後も、状況によっては高くなる可能性もあります。
しかし、普通車と同じく、等級が上がれば割引率も高くなります。

つまりは、リース契約のためにも、任意保険のためにも、事故を起こさないというのが一番の節約かもしれません。
任意保険料は初回の等級で、
おおよそ25,000~28,000円ほどです。
等級が上がれば10,000円近くになります。
※車両保険付きで、免責0円の場合。

この点も踏まえ、軽貨物車両をリースにするか。購入にするか。を考えましょう。

軽貨物(黒ナンバー)の任意保険の料金相場は高い?安い?

黒ナンバーは事故のリスクが高まるため、一般的な自家用車の保険料より2~3倍ほど高くなります。その他の要因として、自家用車の自動車保険のような特約による割引がなく、年齢や運転実績による料金の割引もないことが挙げられます。

みんかぶ保険 軽貨物(黒ナンバー)に任意保険は必要?保険料の相場やおすすめ保険を紹介

車リースでは所有権を持たず、車を借りる形になります。
そのため、車を自由にカスタマイズすることができず、所有感や愛着が薄れる可能性があります。

また、リース期間中は一定の条件を守らなければなりません。
走行距離制限や車の状態の維持など、契約によっては制約が多い場合もあります。
これらの制約に縛られることで、自由度が制限されるというデメリットがあります。

しかし、ポイントとなる点を踏まえると、購入よりむしろリースの方が良い場合の方が多いです。
私は、軽貨物こそリースが適していると考えています。
リースと聞くとあまり良いイメージがない方も多いかと思いますが、実はそんなことはありません。
正しい知識と正しい方法で良い車を手に入れましょう!


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