そもそも軽貨物車両って何?利用するには?「黒ナンバー」が必要

軽貨物車両という言葉を聞いたことはありますか?

軽貨物運送業で使用されるこの車両は、乗用車とは異なる特徴を持ち、黒ナンバーの取得も特別な手続きが必要です。
今回は、軽貨物車両とは何を指すのか、乗用車との違い、そして軽貨物運送業に使用される軽バンの良さについてご紹介します。

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軽貨物車両とは、主に軽貨物運送業で使用される車両のことを指します。

軽自動車の規格に該当する貨物車両といえば、分かる方も多いかなと思います。
特に、軽トラックや軽バンを使用した宅配便がイメージしやすいのではないでしょうか。

これら、荷物を運ぶために特化した設計となっており、積載量や荷室の広さが大きな特徴です。
乗用車と比べると、より多くの荷物を積み込むことができます。

また外見上の違いとして、
軽自動車は黄色のナンバープレートですが、軽貨物車両は黒色のナンバープレート(黒ナンバー)となっています。
細かいことを言うと分類番号も違いますが、黄色か黒かですぐに見分けられるようになっているので、そこまで気にする必要はないかなと思います。

継続車検の期間「2年」は軽自動車と変わらず、同じような車検を行えば済みます。
ただし、走行距離は軽貨物の方が多いため、より小まめに自主点検を行うほうが良いです。
タイヤやオイル交換の頻度も軽貨物のほう増えますが、車検までが長いため、小まめに見ないとエンジントラブルに繋がる可能性があります。
そうなった場合に、収入減になっては遅いので、事前に回避しましょう。

乗用車と軽貨物車両の大きな違いは、積載量や荷室の広さです。

乗用車は、主に人を運ぶために設計されており、荷物の輸送には向いていません。
一方、軽貨物車両は、荷物を効率的に運ぶために作られており、大きな積載スペースを持っています。
また、軽貨物車両は荷室の壁や床に固定用のフックやレールが備わっている車両もあります。

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軽貨物車両を運転するには、通常の普通車とは異なる黒ナンバーを取得する必要があります。

黒ナンバーは、軽貨物運送業の個人事業主や法人が取得することができます。
取得には、一定の要件を満たすことや手続きが必要となりますが、一度取得してしまえば、軽貨物車両を自由に運転することができます。

許認可ではなく、届出となっているのも軽貨物の特徴となります。
届出となりますので、取得には時間がかかりません。
管轄となる運輸支局に届出を提出し、その際に渡される書類を軽自動車協会に引き継いだ後、黒ナンバーを取得します。
ここまでやるのに、駐車場、車両等の用意が終わっていれば、朝から動いて1日で終わることでしょう。

具体的な届出方法はこちらをどうぞ!チェック

軽貨物車両の中でも特に人気があるのが、軽バンです。

最近では、軽乗用車も軽貨物に使用できるようになりましたが、やはり軽バンが人気となります。
軽バンは、小回りが利きやすく、狭い道でも運転しやすいという利点があります。
また、燃費も良く、維持費も比較的安く抑えられます。
さらに、荷室の広さに加えて、後部座席を倒すことで更に大きなスペースを確保することもできます。

単純に、軽バン車両は荷物を載せる量に余裕があります。
未だに軽バンは軽貨物運送業に人気ですが、その点が乗用車規格と比べた際に、大きく違いがあります。

単に軽自動車車両といっても、用途は様々です。

軽乗用車が余っているから、安いからと、安易に軽貨物としての使用を決めない方が良いです。
俗に軽貨物車両と言われている、軽バンの検討を強くおすすめします。


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