軽貨物ドライバーの「日極と個建」の考え方、日極契約と個建契約を覚えよう!
アルバイト、社員とは違う考えを持たないといけない業務委託。
日極って何?個建は?
日極とは。
1日の仕事を完遂することで貰える金額の取り決めのことです。
個数で報酬が決まるわけではなく、稼働した日数で月報酬が決まります。
例
月22日稼働 ×18,000円 =月報酬396,000円
特に通販会社案件に多い報酬形態となります。
極端な話、配達個数が何個だろうとこの金額が貰えます。
個建とは。
荷物の配達完了個数で報酬が決まる報酬形態のことです。
配達完了個数となりますので、再配達の荷物は加算されません。
俗に言うシンプルな完全出来高制となります。
例
1日100個配達完了 ×150/個 =1日報酬15,000円 ×月22日稼働 =月報酬330,000円
特に大手運送会社の案件に多い報酬形態です。
日極の金額を超える量を配れる人はこちらの方が良いかもしれません。
今回の例でいうと、120個以上でしょうか。
最低保証があるほうが良い!?
一見すると最低保証が付いている日極の方が良いように見えますが、気をつけないといけない点があります。
そもそも最低保証という認識が危ないかもしれません。
「個数を決めるのは荷主、元請側」となります。
その為、200個を超えるときもあれば、遠方の配達が多いときもあります。
悪いことばかりではありませんが、安直に最低保証だ。と思っていると危険です。
あくまで業務完遂に対しての対価が報酬となりますので、時間が経てば貰えるものではありません。
とはいえ、現実的に配れるであろう個数を設定しているパターンがほとんどです。
どちらが良いの?
結論、人によります。
日極の場合は、荷主、元請側で配達以外の時間を極力短くし個数を増やす努力をしていることが多いです。
通販会社の案件でいうと、置配をメインにしたり荷物の積み込み時間を短くしたり(通常〜1時間要する)しています。
最近ではルート組みもAIが行ったりしています。
対して個建は、通販系日極の個数単価より高くなっていることが多いです。
かわりに対面、再配達も多くなります。
またある程度、配達する個数を決められるのも特徴一つです。
※100個以上は配達コースの状況による。
収入は少なくなりますが、最初は80個、次第に100個というパターンも可能となります。
日極が良いのか。個建が良いのか。
ひたすら配達か、人と接点を持ちたいか。
これ以外にもありますが、
どちらが良いかは人、または環境によると思います。
これから案件を決めるかたは、一度その点も含め契約を結ぶこととなる運送会社とお話することを強くおススメいたします!
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